1.委員会の設立と役割
本委員会は、教育現場におけるIT活用の進展やNHK教育放送のデジタル化の動向 を背景に、コンピュータとインターネットを活用した教育についての研究を開始するた めに平成13年9月全通研常務理事会により「ネットラーニングシステム開発委員会」 として設立が決まり、10月に第1回委員会が開催された。
委員会は、NHK高校講座「化学」の番組連動Webページの試作への協力や事後ア ンケート調査を実施して高校講座Webページの教育活用法をまとめるほか、高校通信 教育におけるeラーニングの活用について調査研究を行った。
平成14年度には「eラーニング研究委員会」と改称し、草創期の模索を先進的に実 践している大学訪問などの委員研修やNHK試作番組「理科総合A/B」「家庭総合」 の番組連動Webページに関する調査研究・実験指導などeラーニング活用に関する指 導研究を行った。
平成15年度、過去2年間の活動を踏まえて、委員会の研究成果を加盟校に伝えるこ とを目的として全通研研修会を「eラーニング研修会」として開催することになった。
本委員会の活動に対する熊本大学大学院教授(当時岩手県立大学教授)鈴木克明先生 による指導助言は大きなものであり、以後も長く指導助言をいただいた。
2.委員会の活動
現在行われているeラーニング委員会の主な活動内容を列挙すると次の通りである。
- 調査研究
「インターネットの利用についてのアンケート調査」
調査は毎年の学校対象と隔年の生徒対象で実施している。
結果は「全通研研修会」で発表している。
※「全通研研修会」が別にあります。 - 「全通研研究会」企画運営
平成15年度から「高校通信教育におけるeラーニングの活用について」をテーマとして開催している。
※「全通研研修会」が別にあります。 - 「全通研なるほどネット」の運営
「なるほどネット」は通信制高校生のための自学支援サイト。
この開発には当時岩手県立大学教授であった鈴木克明先生の研究室で行われた。
※「なるほどネット」が別にあります。