令和4年6月16日(木)~17日(金)の2日間、オンラインで「第74回全国高等学校通信制教育研究会総会並びに研究協議会(岐阜大会)」が開催されました。本大会は、中部地区高等学校通信制教育研究会が担当地区となり、主管校の岐阜県立華陽フロンティア高等学校が中心となり運営しました。
今大会には全国の加盟校の教職員や岐阜県教育委員会やNHKなど関係者、422名が参加し協議を深め、充実した大会となりました。主な大会内容は次のとおりです。
6月16日(木)
【全国通信制高等学校長会総会・研究協議会】
【全国高等学校通信制教育研究会総会並びに研究協議会】
【開会式】
・主催者代表挨拶(全通研会長) 南斉 道雄 東京都立砂川高等学校統括校長
・開催地教育委員会挨拶 堀 貴雄 岐阜県教育委員会 教育長
・来賓祝辞 松田 昌幸 文部科学省初等中等教育局参事官(高等学校担当)付参事官補佐
鈴木 薫 NHK岐阜放送局 局長
【総会】
・議事
(1)令和3年度 事業報告 (2)令和3年度 決算報告・会計監査
(3)令和4年度 役員及び顧問(案) (4)令和4年度 事業計画(案)
(5)令和4年度 収支予算(案) (6)入退会について
(7)令和5年度第75回全通研京都大会について (8)令和6年度第76回全通研広島大会について
【文部科学省講演】 文部科学省初等中等教育局参事官(高等学校担当)付専門官補佐 松田昌幸氏
「通信制高校に期待されるこれからの在り方について」という演題でお話がありました。
講演では、通信制高校を取り巻く現状と今年度4月に施行された制度改革の内容、及び「令和の日本型学校教育」の実現に向けた有識者会議の状況について解説された。
【研究発表】6分科会に分かれzoomによる研究発表が行われました。
第1分科会:学校運営、第2分科会:国語、第3分科会:理科、第4分科会:英語、第5分科会:放送教育、第6分科会:人権教育・教育相談
6月17日(金)
【全国高等学校通信制教育研究会総会並びに研究協議会】
【研究協議】
各分科会において、昨日同様zoomを利用し、研究発表に関する質疑応答など熱心な研究協議や情報交換を行いました。
まとめとして指導助言者から講話や助言をいただき研修を深めました。
【記念講演】関東学園大学経済学部准教授の東明有美様
元女子サッカー日本代表でオリンピック出場経験もある講師より「強い心を育てる~スポーツから学ぶ人材育成のヒント~」という演題で講演をしていただきました。ご自身の経験に裏付けされた内容は大変興味深く、通信制に学ぶ生徒たちを指導していくうえで大いに役に立つ示唆に富んだ講話でした。なによりも、心の問題を抱える生徒が増えている現在の通信制において、生徒たちの強い心を育てるためにはどのようにすればよいか、ノウハウの詰まったものでした。
【全体協議会】
1 助言者への謝辞 大会実行委員長 鵜飼陽一郎 岐阜県立華陽フロンティア高等学校長
2 全通研への質問・要望に対する回答 全通研会長 南斉道雄 東京都立砂川高等学校総括校長
【閉会式】
・大会実行委員長挨拶 鵜飼陽一郎 岐阜県立華陽フロンティア高等学校長
・次期開催地区代表挨拶 主管校長 塩川拓司 京都府立朱雀高等学校長
・主催者挨拶 全通研会長 南斉道雄 東京都立砂川高等学校総括校長
多くの皆様の御協力・御支援のおかげをもちまして第74回全国高等学校通信制教育研究会総会並びに研究協議会岐阜大会を滞りなく終えることができました。心よりお礼申し上げます。本大会をとおして、高等学校の通信制教育の理念・目的・教育内容・方法等について、全国の皆さんと共に考え、研修を深めることができました。昨年に引き続いてオンラインでの開催になりましが、オンライン会議もすっかり定着した感があり、特に大きなトラブルもなく終了することができました。このことは今後の大会の在り方にも新たな選択肢を加えることができたと考えております。
最後になりましたが、文部科学省をはじめ、岐阜県教育委員会、NHK、NHKエデュケーショナル、NHK出版の皆様には、本大会において御指導をいただき、絶大なる御支援を賜りましたことに心より感謝申し上げます。